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2005年9月 3日 (土)

歴史の闇に埋もれしもの。

戦後日本の最大のなぞである下山事件。初代国鉄総裁が轢死体で発見され、他殺か自殺かの結論がつかないまま迷宮入りした事件です。

作家の故松本清張も生前自著で取り上げ、他殺であると結論付けていましたが、この本は自らの祖父が事件にかかわったというジャーナリストによるものです。

自らの祖父の経歴を辿ることにより、戦争の裏側の歴史との関わりが明らかになっていきます。戦中の特務機関、前後のGHQやCIAなど、影の部分との関係です。

正義感が強く、リストラの影響を最小限に留めるために、その財源を国鉄利権に求めたために死に追いやられた下山総裁の悲劇が浮かび上がります。

それにしても、利権の構造に触れただけで、生き血を抜かれるという残忍な拷問末に殺されるというのは、あまりのも酷すぎます。

現代でも、政治がらみの利権にかかわる贈収賄事件が起きると「不自然な」自殺者がでます。戦後60年その構造は変わっていないのかもしれません。

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