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2005年11月22日 (火)

負け続ける日本!

バブルが崩壊して以降、ようやく景気も上がり始めた感がありますが、何か起こるとまた崩れそうな危うさも依然としてあります。

会計の世界では、固定資産の減損会計が強制適用になり、これで一段と日本の会計基準も国際会計基準(IAS→IFRS)へ近づきました。

この間、従来の日本の会計基準は否定され続けたといえます。言い方を換えれば、日本の会計は負け続けたと言えます。

この本は、国際会計基準をめぐる国際的な駆け引きについて紹介しています。日本が、いかに独りよがりの主張により国際的に会計の信頼を失くしていったかが、詳しく説明されています。

「決算書の重要性、ひいてはそれを作るルールである会計基準の重要性に気がつく経営者が増えてきたが、まだまだ主流ではない。」(P44)

「国際会計基準(IAS)は単位国際間の資金調達の場で使われる会計基準としてとどまるものではない。世界中のすべての企業に使われる本当の意味での国際基準を目指している。」(P67)

「OECD(経済協力開発機構)は九十九年四月。『OECDコーポレート・ガバナンス原則』をまとめ、公表した。」(P179)

「九〇年代以降の数多くのグローバル・スタンダード(世界基準)を巡る国際的なヘゲモニー争いの中で、日本が常に後手に回る結果となったのは、こうした『理念』が欠如していることが大きい。そして理念の欠如は、そのままヘゲモニー争いを勝ち抜く『戦略』の欠如につながる。」(P196)

これからの日本のあり方を考える上でも、必読の書だと思います。関心のある方にはお薦めです。

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