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2007年10月24日 (水)

『ナツコ沖縄密貿易の女王』

終戦直後、すべてを焼き払われて、住む場所や食べ物さえないない沖縄で、生き延びるために台湾や香港と、日本本土との三角貿易で名を成した女性「ナツコ」の物語です。

敗戦により、それまで日本の植民地であった台湾と沖縄の間に突然、国境が引かれ、米軍による国境閉鎖が始まりました。

しかし、すべてを焼き払われた沖縄には、生活に必要な物資さえありません。米軍による支給物資は全く足りません。

それまで、隣に買い物に行くように通っていた台湾には、生活必需品があります。また家を立てるための木材は山を焼き払われた沖縄の山にはありませんが、本土にはあります。

このような背景のもと、必然的に密貿易が始まりました。ただ、当時の密貿易は命がけです。天気予報ない海では、いつ台風に襲われるか分かりません。

それより怖いが海賊です。中国では内戦が始まり、軍隊自体が取り締まりに名を借りた海賊行為を行ないます。

ただ、このような時代に密貿易が活況を呈し、その象徴となったのが「ナツコ」です。米軍の圧政に苦しめられていた当時の沖縄の人々にとって希望の星でした。

著者は、『心にナイフをしのばせて』の奥野修司氏です。

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