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2007年11月15日 (木)

『反転』

特捜の伝説のエース検事が、闇社会の守護神と呼ばれる弁護士になり、実刑3年の判決(現在上告中)を受けるまでになった軌跡を生い立ちから語った自叙伝です。

極貧の子ども時代から苦労して司法試験に合格して、検事になるまではサクセスストーリーです。

その後は、この国の裏側を見せいていきます。正義の守護神だと思われる検察も権力の一機関でしかないことをまざまざと見せつけます。

権力が罪を作ります。ほとんどが国策捜査です。だれもこれから逃れることはできません。例え無実であってもです。

そのような機関にあって著者も染まっていきます。検事を辞めて弁護士となってもそこでの思考から逃れることはできなかったようです。

著者が主張するアウトローたちの人間的な魅力は、彼らにより被害被った一般の人々を忘れており、著者の独りよがりでしかないように感じます。

それに、依頼人のための全力を尽くすことと、事実を捏造することは違いますが、著者はそれを踏む外しているように思える箇所がいくつかあります。

著者の考えには、職業倫理の観点から同意できない点が多々ありますが、この国がどうやって動いているか明らかしている点で、必読の書だと思います。

政・官・業・ヤクザが、この国のシステムを動かしていることが、内部者の言としてわかりました。

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