『エコノミック・ヒットマン』
武器を使わずに、アメリカがいかに発展途上国を食いもの(植民地化)にしてきたか、その内幕を暴露した本です。
著者は、長年一流コンサル会社のチーフエコノミストとして、多くの発展途上国を陥れてきましたが、良心の呵責に耐え切れず、そのすべてを告白しました。
著者の裏の顔がEHM(Economic Hit Man)です。
EHMは 意図的に、発展途上国に巨額の国際的な融資の必要性を裏づけ、借金まみれにしてアメリカのいいなりにし、融資はアメリカに還元するように仕組む高収入の職業です。
今も多くのEHMが、アメリカ帝国のために働いています。
この本によると、EHMが失敗すると、次はジャッカルの出番です。ジャッカルにより事故死にされた多くの国家指導者たちが中南米にはいます。そしてジャッカルも失敗すると最後は軍隊です。たとえばイラクのようにです。
アメリカではベストセラーになったようですが、日本人こそ一読すべき本かもしれません。
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