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2009年9月27日 (日)

『31年ぶりにムショを出た』

強盗殺人で、無期懲役で服役していた著者の獄中記です。

昔は、無期懲役でも15年程度で仮釈放されていたようですが、最近では有期刑の最高が30年になったこともあり、無期懲役になると30年以下では仮釈放がないようです。

この本では、著者が刑務所で出会った殺人犯などの凶悪犯罪者の獄中での生活が描かれています。

人を殺めても、自らの生にはしがみつき、いつしか贖罪意識も獄中生活のなかで薄れていく姿が描かれています。

ひたすら仮釈放を待ち望む無期懲役囚ですら、仮釈放の希望が遠のくことにより精神に異常をきたしてしまう現実。

死刑廃止とともに議論されている仮釈放がない終身刑が導入されたら、それは死刑よりつらい刑を科すことになるかもしれません。

裁判員制度が始まって、まだ死刑判決はありませんが、死刑を回避した無期懲役がどのような刑であるかも十分に理解した上での判決が下されることが望まれます。

殺人に見合う罪とは、いかなる罪か考えさせられる本です。

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