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2011年2月23日 (水)

経営における戦略・戦術・戦闘について

ビジネス書を読むとよく戦略という言葉が出ってきますが、わりと便利に使われていると感じませんか?もともとは軍事用語ですから、個人的にはビジネスを戦争に置き換えて理解しています。

たとえば、戦国時代の有名な合戦に長篠ノ合戦があります。織田信長と武田勝頼の戦いです。長篠城を囲んだ武田軍に対して、徳川家康が織田信長に救援を求め、両者が雌雄を決す戦をしました。結果は皆さんもご存じのとおり織田軍の勝利で終わりました。

この合戦で戦略とは何かと考えると、それは織田信長が合戦の場所を設楽が原に選んだことです。そして、そこに武田軍をそこに引き込みました。ビジネスでは戦う場所のことをドメイン(事業領域)といったりします。信長が設楽が原を選んだのは、戦国最強の武田騎馬軍団の機動力の源である馬の足を止めることができる地形だったからです。両軍の間には、川が流れる湿地があり、織田軍を小高い山の上に陣を敷き、山のすそ野には馬防柵を廻らしました。騎馬による突撃能力を極力弱めることができる地形です。ビジネスで考えれば、中小企業の場合、大企業と競い合うレッド・オーシャンではなく、競合の少なく勝つことができるブルー・オーシャンをドメインとすることに繋がるでしょうか?

次に、戦術ですが、織田軍はこの合戦の代名詞となった鉄砲隊です。一説には三千丁といわれますが実際には千丁の鉄砲隊を効果的に使いました。対する武田軍はスピードにまさる騎馬隊です。当時の鉄砲の命中精度からすると、馬が通常のスピードで走れる戦場であれば、鉄砲よりも騎馬の方が戦術的に有利であったでしょう。鉄砲と騎馬、それぞれに一長一短があります。現代のビジネスに置き換えると、例えば、騎馬が飛び込み営業、鉄砲がソーシャル・マーケティングかもしれませんね。どちらを選ぶかは、おかれた状況によります。実際、織田軍が鉄砲で狙ったのは騎乗の武者ではなく馬だったといわれています。また、千丁の鉄砲の一斉射撃による爆音で馬を驚かせ棹立ちにして武者を振るい落とす作戦だったとも言われます。いずれにしろ道具は使いようです。facebookもそうかもしれませんね。

最後に、戦闘です。これまでの戦略・戦術の説明からすると織田軍の圧勝だったと思われるかもしれませんが、実際には織田軍は苦戦します。なぜなら、武田軍を大きく上回る人数の織田軍でしたが、戦国一弱い軍隊でもあったのです。商業が発達した尾張地域の兵隊は弱いことで知られていました。ここでの戦闘能力は武田軍に大きく劣るものだったのです。ならばなぜ織田軍が勝利できたのかといえば、戦闘に強い三河兵がいたからです。そう徳川軍です。徳川軍は織田信長に救援を依頼した手前自ら必死に戦う必要があったこともあるでしょうが、戦いの一番厳しいところ配置したのも信長でした。ビジネスに置き換えると、戦闘とは個人のビジネス能力になります。たとえば、営業マンの営業能力です。トップ・セールスマンは1人で何人分もの売り上げをあげます。

これ以外にも信長が、長篠の戦いで勝利を収めるために行った重要な作戦がありますが、それは別の機会にということで、今回は戦国時代の合戦から見た戦略・戦術・戦闘の違いでした。ビジネス上の戦略・戦術・戦闘の理解に参考になればうれしいですね。ご感想をお待ちしております。

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