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2011年10月15日 (土)

『BC級戦犯』

太平洋戦争は、各地の戦闘の勝敗で語られることが多いですが、それでは戦争の全体像を理解することはできないと著者は主張します。

それではどうしたらいいのでしょうか?

著者は、その一つの方法として戦後行われたBC級戦犯を足がかりにします。

A級戦犯を裁いた東京裁判のように注目されていませんが、BC級戦犯裁判は7国で行われ約5,700人が起訴され934人に死刑判決が下されています。

その内容は、戦域で大きく異なります。

著者は、その戦域を大きく満州戦域、中国戦域、南方資源地帯戦域、西太平洋戦域に分けて分析しています。

それを見ると当時の日本が、異なる地域で4つの異なる戦争を同時進行させていたことが分かります。

当時の国力を超えていたことは明らかです。

敗北を期したのは、西太平洋戦域における米国との戦闘によるのでした。

その他の地域では占領状態が続いていたのですが、すでに限界を超えていたのです。

このような見方は、戦史に新たな視点をもたらすもので興味深く読みました。

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