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2011年11月 9日 (水)

オリンパス巨額損失隠し!

このところ報道を賑わせているオリンパスの巨額損失隠しです。

詳細なスキームは不明ですが、端的には損失を「のれん」に置き換えて20年で償却してしまうスキームのようですね。

前後関係は分かりませんが、簡単にいうと次のようなことではないでしょうか?

①ファンドから屑のような会社を巨額で買い取り、資金をファンドにプールする。

②オリンパス所有の含み損を抱えた有価証券を、簿価でファンドに買い取らせる。その資金は、①の資金から捻出する。

③ ①により発生した「のれん」を20年で償却して、表面上、有価証券の損失を一時の損失から20年の「のれん」の償却にすり替える(20年分割の損失処理)。

ここで考えるのは、監査法人の責任もそうですが、日本の会計基準です。

オリンパスが米国会計基準(国際会計基準でも同じですが)を採用していたら、このスキームは成り立たないことです。

米国会計基準では、「のれん」は、償却せずに減損テストを行います。減損テストの度に損失を計上することになりますので、一期に損失計上させれる可能性が高いです。

そうすると、今回の事件は「のれん」の償却を認めている日本基準だからできたスキームかもしれませんね。

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