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2012年11月 7日 (水)

『400万企業が哭いているドキュメント検察が会社を踏み潰した日』

中小企業にありがちな粉飾決算、悪意なく行われいる場合もあります。

しかし、粉飾は悪です。粉飾した決算書にもとづいて融資を受ければ詐欺罪になります。

この本では、不本意ながら粉飾決算に寄らざるをえなかった中小企業と元銀行員が有罪になるまでのドキュメントを描いています。

確かにこの本が主張するように検察の行き過ぎもあります。厚生労働省の村木さん事件以降、改善のための対応をしているようにみえますが、実態は古い体質のままのようです。

それでも法的には、粉飾した決算書により融資を受けることはアウトです。

なお、本書の中に間違いがあります。「非上場の会社には決算書の公開義務はなく、粉飾決算自体は違法ではない」とありますが、すべての株式会社に決算公告を行う義務があります(会社法440条)。

つまり、公開する義務があります。銀行以外の債権者が見るとすると粉飾は許されません。

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コメント

コメントありがとうございます。
現実には多くの中小企業で粉飾が行われていますね。本来、悪である粉飾が当たり前のようになっています。
その根本原因は、日本の税制にあります。この点に関しては、税理士の岡本吏郎氏の著作に詳しく書かれています。
中小企業が借入に依存せざるを得ない税制により、粉飾せざるを得ない理由が分かります。
中小企業が借入漬けになる原因が理解できれば、そこから抜け出す方策も見つかります。
是非、この点を理解している専門家にご相談されることをお勧めします。

投稿: 花野康成 | 2012年11月 7日 (水) 14時06分

はじめまして零細企業を営んでおります

わたしも、この本を読みました
確かに粉飾は悪だと思いますが
罪になると分かっていても粉飾以外に手だてが無い経営者もたくさんいます、、私もその一人です
この事件のコンサルタントは罪にとわれているが、経営者にとっては心強い理解者だと思います 他人事ではありません

投稿: 責任 | 2012年11月 7日 (水) 11時09分

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